早稲田文化館で日本語を学び、大学合格という夢への第一歩を踏み出した学生の合格体験記!

第9回目は2020年12月に早稲田文化館日本語科に入学した万芊芊さんです。

合格校

○同志社大学 生命医科学部 医生命システム学科(学費20%免除奨学生)○
○同志社大学 スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科(学費20%免除奨学生)○
○立命館大学 スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科(学費50%免除奨学生)○

 

 

 大学で神経科学について研究をし、将来は神経系の損傷などに対して社会の役に立つ技術を開発したいという万さん。大好きなアニメや舞台、神社巡りなど日本文化も直接体験したい!と日本に来たそうです。
 なんと、2021年のEJUで日本語科目、記述科目、どちらも満点を獲得しています!

◯日本語を始めたきっかけは?いつ始めましたか?◯

 昔からよく日本のアニメを見ていました。それから、次第に日本の舞台劇やミュージカルも見るようになったのですが、舞台やミュージカルには日本語字幕がありませんでした。舞台やミュージカルを楽しみたくて、日本語の勉強を始めたのがきっかけです。その時は独学で日本語を勉強していました。
 2、3年前に、独学で学ぶには限界を感じてきたこと、そして自分の専門に関しての知識不足から、日本へ留学したいという気持ちが強くなったことで、日本語の塾に通うようになりました。

◯早稲田文化館を選んだ理由は?◯

 国で通っていた塾の先生の紹介で決めました。

◯いつから受験勉強に力を入れ始めましたか◯

 EJU等の科目も本格的に始めたのは、2020年10月頃です。もともと2020年7月に入国する予定でしたが、コロナの影響で遅れていました。もうすぐ日本に行けるとわかったのが、10月頃で、それから力を入れ始めました。
 入国待機中も午前は早稲田文化館のオンライン授業、午後はEJUの科目を勉強していました。

◯日本に来てからどんな生活を送っていますか◯

 日本に来てからは本当に勉強漬けの毎日を送っていました。午前は日本語学校で授業を受け、午後は自宅でEJUのために勉強、夜は塾に行って勉強という毎日でした。塾の授業は土曜日も日曜日もありました。

◯具体的にはどのような勉強をしていましたか◯

 数学がかなり苦手だったので、EJU対策としては特に数学に力を入れていました。私が使っていたのは「チャート式」という参考書です。まずは問題を解いてみて、問題の形式別に解き方や共通点を探すようにしていました。形式別に解き方を覚えることで、少しずつできるようになっていきました。
 日本語に関しては、日本語学校の授業でも塾でも過去問や模擬試験をたくさんしました。

◯役に立った準備、勉強を教えてください◯

 日本語の聴解力を鍛えるために、生放送、ラジオを聞くようにしていました。私の場合は特に声優さんのラジオを聞いていました。声優さんは発音がきれいなので、聞き取りやすく、いい訓練になりました。趣味に関するものだと、楽しんで聞くことができるので、勉強だと思わず、好きなものを聞けばいいと思います。そして、いっぱい聴くことで、話すのも自然と上手になっていったと思います。
 日本語学校の授業の中では、特に発表の授業が印象に残っています。大学に入ったら、自分の意見を話す機会が多いと思うので、入学前にできたのはとても良かったと思います。また、現代文の授業では、苦手なものや、様々な日本の作家や作品を知れたのが良かったです。

◯後輩たちにメッセージをお願いします◯

 役に立たない勉強はありません。学校でも全ての勉強をきちんとやったほうがいいと思います。それと、自分の得意な科目を最大限に伸ばすことをおすすめします。