vol.12 松尾芭蕉からgoose houseまで

 みなさん、お元気ですか。

 ようやく日本の水際対策に動きが出てきて、入国制限の緩和が進みつつあるようですね。

 JEES主催の「日本語教育能力検定試験」も終了して、日本語教育にこれから関わろうとしている方も多いかと思います。

 今日は、早稲田文化館日本語科の夏休み作品コンクールで校長賞を取った2人を紹介いたします。

 写真の左は劉婧茹さん、右は翁超さんと言って、大学院を目指している中国の学生です。

 中道:2人は日本語の勉強は、いつからしていますか。

  翁:2年前の7月から始めました。

  劉:大学の第二外国語が日本語でした。ロシア語、フランス語もありましたが、日本語を選びました。

 中道:2人が好きな日本語を教えてください。

  翁:「古池や蛙飛び込む水の音」です。

  劉:goose houseの「Nonstop!journey」という曲の”進み続けた日々が答なんだね”です。

 中道:翁さんは、松尾芭蕉の俳句で、劉さんはバンドの歌詞を答えてくれました。

    学生が興味を持つ分野は本当に幅広いですね。

    夏休みの作品について、2人の所感を聞いてみましょう。

  劉:いろいろな写真を作品に仕上げましたが、昨年から撮りためたものを写真集にしました。

    タイトルは「夏がそうさせた」です。私はブルーが好きなので、ブルーに関係する写真を選び、1ヶ月くらいかけて

    完成させました。

  翁:私はアニメを制作しました。

    構想に1ヶ月、制作に2ヶ月かかりました。セリフは自分で入れて、字幕もつけました。
    みなさんに選んでもらって、とても嬉しいです。

 中道:日本の勉強や生活の中で、少しでもやりがいが見つけられると良いですね。

    作品コンクールには力作が並び、甲乙つけがたかったです。

    2人とも、インタビューに答えてくれてありがとうございました。

  みなさん、また次回をお楽しみに。