「かもしれない」と「~だろう」
立秋は過ぎましたが、猛暑が続いています。
A「明日も暑いかもしれない。」「明日も暑いだろう。」この2つの文章に違いはあるでしょうか。
B「あの人は学校を休むかもしれない。」「あの人は学校を休むだろう。」
C「あそこに人がいるかもしれない。」「あそこに人がいるだろう。」
こちらの3つのパターンの例文は、どれも「かもしれない」より「だろう」の方が確率が高い印象ですね。
運転免許の更新手続きに行って講習を受けたのですが、自分に厳しい予測を立てるのが「かもしれない運転」で、危険はないと自分に都合のいい予測をするのが「だろう運転」と教わりました。
「ここで事故が起こるかもしれない。」「ここで事故が起こるだろう。」
どちらも言えますが、都合のいい予測とは、「ここで事故が起こるだろう。」より、「ここで事故は起こらないだろう。」という方がしっくり来るということですね。
全国及び都内では交通事故死は減少していますが、事故発生防止に日常心掛けることの難しさから、考え出した言葉なのだろうと思います。
2023.8.21 中道