vol.4 いつもの会話は正しい?

 みなさま、お元気ですか。

 コース長の中道です。

 コース長ぶろぐの第4弾は、門田先生へのインタビューです。

中道:門田先生、今日はよろしくお願いします。

門田:はい。どうぞおてやわらかに。

中道:門田先生が今の専攻に関わろうと思ったきっかけは何ですか。

門田:自分で言うのもなんですが、コミュケーションが苦手で、大学に入るときから関連しそうな分野を学んできました。

   リアルな会話に目を向けなければ、人々のやりとりの複雑さをとらえきれないと考えたことが、会話分析を選んだ動機です。

中道:なるほど。会話の分析は奥が深そうですね。

   勉強している時に大変だったことを教えてください。

門田:実際のやり取りに関心があったので、抽象的な理論やモデルを勉強するのに苦労しました。

 今も、どうすればわかりやすく伝えられるのか苦労しています。

中道:そうですね。自分でわかりやすいと思っても、聞いている側の受け止め方は千差万別ですね。

   現場でのエピソードはありますか。

門田:具体例を出しながら教えるように意識しています。

   具体例を出した瞬間に受講者のみなさんの表情が変わると安心します。

中道:やはり、具体性が大事ですよね。

   これからの日本語教育に期待することを教えてください。

門田:コロナの影響で教える側も学ぶ側も多くの負担を強いられるようになってしまいましたが、オンライン教育の充実など、

   これを機にこれまで勉強できなかった方にも日本語を学ぶチャンスが生まれていくと良いかと思います。

中道:ピンチもチャンスと捉えていきたいですね。

   では、最後にこれから日本語業界に一歩踏み出そうとしている方へメッセージをお願いします。

門田:生活の中にあふれている日本語に、目をこらし、耳をすましてみてください。

 

  その日本語は、「正しい」日本語でしょうか。

  「間違っている」としたら、それはなぜでしょうか。

  どう直せば、「正しい」日本語になるのでしょうか?

 

  たとえ答えられなかったとしても、こうした事柄について考えることがほんのすこしでも面白く思えるなら、日本語に携わる

  日々はきっと実りあるものになると思います。

中道:日常の日本語について、考えることが大切だということですね。

   門田先生、ありがとうございました。

 

ではみなさま、また第5弾でお会いしましょう。