早稲田文化館で日本語を学び、大学合格という夢への第一歩を踏み出した学生の合格体験記!

第10回目は2020年12月に早稲田文化館日本語科に入学し、見事大学合格を勝ち取った学生です。

合格校

〇青山学院大学 経済学部 経済学科〇
〇立命館大学 経済学部 経済学科〇

 

 

 将来は普通の会社員として働きながら、キリマンジャロのような普段見ることのできない景色を見て回りたいという夢を持っているそうです。その夢の第一歩として、どのように大学受験のための準備をしてきたのか、話を聞きました。

◯日本語を始めたきっかけは?◯

 日本語の勉強を始めたのは、「日本に行きたい」「アニメが好き」という理由からでした。それで、高校生の時に、独学で基礎から日本語の勉強を始めました。高校卒業の時に、自分の好きな文化を自分の目で見て、現地で楽しみたいと、日本留学を決意し、そして中国国内の日本語塾へ通い始めました。
 国内で約半年くらい勉強してN2に合格することができましたが、話す機会がほとんどなかったので、会話力はまだ高くなかったように思います。

◯早稲田文化館を選んだ理由は?◯

 日本に先に留学していた先輩のおすすめで決めました。その先輩も青山学院大学に進学したので、大学でも後輩になります。楽しみです。

◯日本に来てからどんな生活を送っていますか◯

 日本に来てからは、あまり勉強に集中できていなかったように思います。午前に早稲田文化館で授業を受けた後、上野や秋葉原、新宿など、様々なところへ行って、待ちに待った日本を楽しんでいました。その時も夜は塾へ行っていましたが、週3日ほどでした。
 大学の受験勉強に本格的に取り組み始めたのはだいたい21年3月頃だったと思います。6月にEJUが控えていたので、そろそろ始めないと時間が足りないと思いました。それからは学校の授業以外に、自宅や塾の自習室などで毎日8時間以上勉強をしていました。

◯具体的にはどのような勉強をしていましたか◯

 聴解の練習として、よく動画やテレビ番組を見ていました。また、過去問や模擬試験などの問題集もたくさん解きました。ノートに聞き取ったことを書いたり、スクリプトを見て間違えた問題を分析したりして言いました。その積み重ねで、問題形式が把握できました。また、どの部分が重要か、回答と関係ない部分はどこか聞き分けができるようになりました。
 読解も問題集を解くことが多かったです。最初は時間を考えず、最初から全部読んでいました。そして、重要な部分をまとめたり、上達した後は時間設定をしたり、本番での時間勝負に対応できるように訓練しました。問題集以外には、日本語でライトノベルなど、自分の好きな本をよく読んでいました。

◯学校の試験に向けて、どのような準備勉強をしましたか◯

 やはり一番は努力ですね。
 また、勉強以外に情報を集めることも大事だと思います。私は読む練習として、新聞やネットニュースを読んでいましたが、日本社会のことや、時事的な内容が把握できたのはとても良かったです。
 日本語以外の勉強しとしては、総合科目は「ハイレベル総合科目」、数学は「チャート式」の参考書を活用して勉強していました。
 面接の1,2か月前くらいには、興味のある教授の論文を探して、読みました。難しい内容もありましたが、教授の研究内容が把握できるのはよかったです。

◯早稲田文化館の授業で印象に残っている授業はありますか◯

 先生と話せるということが、役に立つと思います。私は先生と話すことを会話の練習と考えていました。学校で先生と話す機会がなければ、会話の練習は一人で自問自答するしかありません。
 学校の授業は少し簡単だったと感じていますが、担任の田島先生の授業がよく印象に残っています。

◯後輩たちにメッセージをお願いします◯

 遊びは必要だ。そして努力も必要。
 大学受験はみんなの想像通りそんな簡単ではないことです。甘く見ないでください。

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