vol.8 学習者は、教師の鏡。

 みなさん、残暑が厳しいですがお元気でしょうか。

 さて、ぶろぐの第8弾は養成講座の実習担当の笹本先生へのインタビューです。

 笹本先生は、大学で日本語教育の勉強を終えて、日本語学校に専任として入りました。

 これは、日本語学校の学生が描いた似顔絵です。

 中道:笹本先生が日本語教育に興味をもったのは、何かきっかけがありましたか。

 笹本:はい。

    短期留学で母国語を教え合うという授業があり、教えていくうちに相手が少しずつ理解していくことの楽しさを感じ興味を持ちました。

    そしてその時、入っていたクラスの先生から日本語教員という職業を紹介されたのがきっかけです。

 中道:なるほど。外国人と接する機会もいろいろありますね。

    では、日本語教育について勉強しているときに大変だったことは何ですか。

 笹本:日本人であればニュアンスで伝えられることが、意味や場面を説明しなければいけないということを知ったことです。
    (日本人であれば当たり前のことが通じない)

    普段意味まで深く考えず使っていた言葉がほとんどで、はじめは大変でした。

    また間違って使っていたものもあり、直すのに時間がかかりました。

 中道:目から鱗ということも多いですよね。

    教えている現場のエピソードを教えてください。

 笹本:毎日驚きや発見があり、自らを成長させてくれる場だと思います。

    最初担当した時には、全然できなかった学生が卒業する時には、敬語をうまく使い、意思疎通も問題なくできるようになっていることが

    多く驚かされます。

    また卒業した学生が、その後も学校に遊びに来てくれるのがとてもうれしいです。

 中道:日本語学校で勉強してから、それぞれの進路に分かれて行くと日本語学校時代が一番楽しかったという学生も多いですね。

    これからの日本語教育に望むことを教えてください。

 笹本:多様な場面で適応できる力を身につけられるような臨機応変な授業作成が可能な環境作りだと思います。

    コロナで対面だけで教えるには厳しいこともあり、オンライン授業がメインになっている現在、パソコン操作等も身につけておく必要が

    あると思います。どうしたら学生を引き付ける授業が出来るか、学習できるような機会を設けていただきたいです。

 中道:そうですね。

    学習目的や関心も多様化していますが、学習環境も多様化しているので、それに対応できる技術を身に着けていきたいですね。

    では、これから日本語教育の勉強を始める方へメッセージをお願いします。          

 笹本:日本語を学びたいと考える人は、目的は様々ですがたくさんいます。

    自分の教えたことが理解され、さらに使えるようになる。この全てが自分で見られ、とてもやりがいを感じる職業です。

    要件を満たし、日本語教師になるまで諦めず頑張ってください。教え子の笑顔は宝物です。

    みなさんもその笑顔に出会うことができます。

 中道:恥ずかしそうにしている学生もいますが、自分の日本語でコミュニケーションが出来たときは、とてもいい笑顔が見られますね。

    笹本先生、どうもありがとうございました。

  

みなさん、第9弾もお楽しみに。